内容説明
京都の庭園デザイナーがつぶさに紹介。「もてなしの真髄」を感じる隠れた名庭27。
目次
炭屋旅館―市中にひそむ上質な数寄空間
京菓匠鶴屋吉信―“手間ヒマ惜シマヌ”隠れ庭
ザ・リッツ・カールトン京都―かつての歴史が潜む現代の綺麗さび
AIC秋津洲京都―水の音に包まれる東西の妙
瓢亭―幽玄なる無相の庭
高台寺十牛庵―引き継がれた眺望の庭
白沙村荘橋本関雪記念館―日本画家が描いた極楽浄土
フォーシーズンズホテル京都―現代と過去を繋ぐ蓬莱思想の庭
ウェスティン都ホテル京都―既存の継承と名手の競演
菊乃井本店―美しくて不華ならず渋くして枯淡ならず〔ほか〕
著者等紹介
烏賀陽百合[ウガヤユリ]
庭園デザイナー、庭園コーディネーター。同志社大学文学部文化史学科卒業。兵庫県立淡路景観園芸学校、園芸本課程卒業。カナダ・ナイアガラ園芸学校で園芸、デザインを3年間勉強。またイギリスの王立キューガーデンでインターンを経験。これまで27ヶ国を旅し、世界の庭園を見てまわる。2017年3月にニューヨークのグランドセントラル駅の構内に石庭を造り、日本庭園のある空間をプロデュースした。現在東京丸の内朝大学、兵庫県立淡路景観園芸学校、全国のNHK文化センターで庭園講座を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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お抹茶
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京都の料亭,ホテル・旅館など格式ある建物の庭を辿る。庭そのもののだけでなく,主が大事にしている感覚も伝えてくれる。「お客さんが気疲れするようなものは、置いたらあきません」(瓢亭),「格はあってもものものしくない」(柊屋)。2022/08/29
Mano Yoshida
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炭屋旅館、鶴屋吉信、リッツカールトン、AIC秋津洲、瓢亭、高台寺十牛庵、白沙村荘、フォーシーズンズ、都ホテル、菊乃井、菊水、吉兆、順正、粟田山荘、柊家、岡崎つる家、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル、叶匠寿庵、白河院、星のや、そわか、要庵西富家等の庭を手掛ける庭師や意匠の紹介。行ったことがないお店ばかりで、興味深く見た。2021/09/22