アフリカンプリント―京都で生まれた布物語

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  • サイズ A5判/ページ数 167p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861527296
  • NDC分類 753
  • Cコード C0072

内容説明

Made in Kyoto for Africa.「太陽の文様」、「カシューナッツ」、「不思議な幾何学文様」アフリカの人々の日常に欠かせないあの鮮やかな布たちが、京都でつくられていた!大同マルタ染工のテキスタイルコレクション。

目次

1 アフリカのテキスタイルを辿る(遠く離れた日本とアフリカのつながり;アフリカに伝わる伝統的な染織とアフリカンプリントの誕生 ほか)
2 京都からアフリカへ、驚きのテキスタイル物語(大同マルタコレクションの成り立ち;アフリカ情勢と日本の市場戦略1958~80年 ほか)
3 大同マルタコレクション(リアル・ワックス・プリント;SHORT STORY 02:フリスコ社のプリント作業 ほか)
4 京都の機械捺染(京都の染織業界の試練;捺染生地見本帖 ほか)
5 日本で広がるアフリカンプリントの現在(ポレポレオフィス…織本知英子さん;アフリカ屋…茂木佐和子さん ほか)

著者等紹介

並木誠士[ナミキセイシ]
1955年生まれ。徳川美術館学芸員、京都大学助手を経て、京都工芸繊維大学教授・同大学美術工芸資料館長。専門は、日本美術史・美術館学

上田文[ウエダアヤ]
1964年生まれ。専門は近代日本美術。博士(芸術学)。1989年関西学院大学大学院卒。現在、関西学院大学非常勤講師、同志社女子大学非常勤講師

青木美保子[アオキミホコ]
1960年生まれ。専門は日本服飾史。1983年京都女子大学卒、2007年京都工芸繊維大学大学院卒、博士(学術)取得。現在、京都女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ao

5
アフリカンプリントは元気をもらえるから好き。2021/11/17

3
1950~60年代の京都で作られていたアフリカ輸出用の綿布を紹介する本。もともとヨーロッパ各国がアフリカ市場を意識して製作していたが、染め物を生業とする京都の大同マルタ染工株式会社がこれに目を付け、生産体制を確立し現地へ輸出し始める。会社が閉鎖された際に発見された同社製作のアフリカンプリントの断片、資料としての現地収集品、生産技術部の研究ノートなどが紹介され、図版やプリント技法の解説、GHQ復興推進策により輸出を伸ばした話など、歴史背景も興味深い。植民地主義への反発からなのか、カラフルで力強いのも良い。2019/09/10

みみ

1
京都とアフリカンプリントが関係しているなんて、この本を読むまで知らなかった。この本では生産面による記述が主であったため、どのようにデザインしていたのか、デザインする上で意識していたこと、カンガデザインの発展などについての話をぜひ聞きたい。2021/01/26

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