内容説明
シーボルトが長崎滞在の土産としてヨーロッパに持ち帰ったタデ科の植物「イタドリ」。その強い生命力により世界中で繁殖し、今や生態系を狂わせ、建物をも破壊する「侵略植物」の代名詞となってしまった。このイタドリの数奇で皮肉な運命に導かれた著者が、１０年の歳月をかけて所縁の地から世界各地に取材した異色の写真集。
目次
薮の中の歴史へ 港千尋（イギリス；ポーランド；オランダ；アメリカ合衆国；長崎）
大阪～アムステルダム、サハリン～サンクトペテルブルク
長崎～ライデン～ロンドン～ニューヨーク～アールスメール
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
150betty
0
（☆３）最近、動植物に関する科学的なアプローチで非常に面白いノンフィクションが多かったので、そういうのを期待して読んだのだけど。良くも悪くも写真がメインの本という感じ。2016/06/20
asiantamtam
0
シーボルトが長崎から持ち帰ったイタドリが世界を侵食していく様を写した写真集。外来種はむやみやたらに持ち込んだらダメというケーススタディに良いかも。2016/04/25
