内容説明
80年代東京カルチャーの命脈を引き継ぎ、現代へと接続する。国内外の気鋭のアーティストが切り取る新しい“東京”の創造力とは?
目次
“TOKYO”を読み解く10のキーワード
文化事象としてのYMO YMO+宮沢章夫
宮沢章夫インタビュー YMOと80年代の東京
自己演出の舞台装置 蜷川実花
蜷川実花インタビュー 東京らしさの原点―竹の子族からインスタグラムまで
飛べなくなった魔法の絨毯 岡田利規
何かが起こる前夜としての東京 ホンマタカシ
ポスト・インターネット世代の感性 EBM(T)
ダウンロードされ続ける東京 林科
ポスト・インターネットにおける三つのデフォルト:OS/イメージ・オブジェクト/オンラインギャラリー 水野勝仁
東京の音/リリシムズを探る サーダン・アフィフ
東京と私をつなぐ、極私的な風景 松江哲明
公共空間のリデザイン スーパーフレックス
ワームホールとしての東京 目“め”
塚本由晴インタビュー 東京の都市空間を人々の手に取り戻すには
東京は今でも未来的か 長谷川祐子
東京―パラレル―リミックス 難波祐子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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YMO、ジュリアナ、テクノポップ、コンピュータ文化など、80年代に華やいだ文化の命脈を追いながら、現代の東京の創造力を多角的に読み解く。デジタル化・商業化・洗練化された文化都市「東京」の基となった、80年代のサブカルチャー・ポップカルチャー、それらの舞台となった街として、また、不安定で先の見えない冷たい社会状況がもたらした都民個々人のライフスタイルの強化や、多様な独自のコミュニティーで乗り切った歴史が語られる。震災とインターネットで雑多な都市風景は薄まったが、オリンピックを見据えた未来志向はある。2016/02/20
hiratax
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展示も見に行って、最初のYMOのやつはテンションあがったんだけど、あとは雑然とした印象。なんでもありの東京の中に、本当になんでも詰め込みすぎて、それがおもちゃ箱的な魅力を醸し出しているというわけでもなくて、ただたんにバラバラなだけで、それが東京そのものであると声高に主張することもできるだろうけど、もっとなんかなかっただろうかとも思ったのが正直なところ。2016/04/11
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- 和書
- アナウンサーは足で喋る