歌川国芳―奇想天外江戸の劇画家国芳の世界

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  • サイズ A4判/ページ数 231p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784861524363
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0071

目次

第1章 武者絵のはじまり・豪傑・合戦の図
第2章 ヒーローの妖怪退治・怨霊・幽霊
第3章 ダンディ 役者と伊達男
第4章 洒落とユーモア 擬人パロディ(猫・狐・狸など)
第5章 粋のファッション・鉄火肌の女たち
第6章 洋風実験二十四孝・洋風表現の風景画
第7章 歴史物語と忠臣蔵など
第8章 国芳と一門たち
第9章 肉筆

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒うさ

4
大判で持ち歩くには少し重いが、見やすくて迫力がある。相馬の古内裏などは大きな絵で見たほうがやはりいいと思った。 滑稽画もいいが、妖怪・幽霊などが登場する絵もダイナミックで好き。2014/09/27

m

2
2014年に開催された「歌川国芳 奇想天外 江戸の劇画家 国芳の世界」展の図録。大満足のボリューム。知れば知るほどその人物像に惹かれる。芳年ほどグロくなく、そのバランスがさすがだなと思う。少し前に茜唄を読んだので平知盛が主役の「大物之浦海底之図」が好きだなぁ。冒頭の「土蜘蛛の妖怪」の謎解き詳細解説も面白かった。ペリーが来航し、明治の足音が近づく時まで生きていたと思うとそう遠い昔の人でもなさそうだ。2024/07/09

2
2014年から2015年にかけて開催「歌川国芳展」の展示会図録として編集された一冊。迫力たっぷりの武者絵、リアルな風景画から、惚けた味わいの戯画の数々まで、浮世絵史上のエンターテイナー国芳の芸域の幅広さが素晴らしい。とりわけ印象深いのは九尾の狐の伝説を題材に採った連作。天竺国=インドの場面なのに風俗がまるきりヨーロッパなのですが。鎖国時代の江戸の西洋趣味が画面を通してうかがえるんであります。怪物画のクリーチャー描写もまことに楽しく、日本人の怪獣好きは昔から変わらないのだなあとつくづく。星5つ。2016/09/14

めぐ≠かのん

1
新幹線の待ち時間に入ったカフェで読破。歌川国芳の作品を見たこと自体はあるのですが、この図録はとにかくパワフルすぎて、見終わった後お腹すきました。帰りの駅弁(鯖寿司)が楽しみです。猫好きになった今改めて国芳の猫の絵を見ると、再現度が高すぎて驚愕する。こういうポーズとか表情とか、あるあるだらけ。今にも動き出して「にゃあ」(気怠め)とか言いそう。2018/01/05

Kimitaka Imaizumi

0
“大でき”は何度見ても面白い。2019/05/09

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