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大江戸カルチャーブックス
江戸の出版事情

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  • サイズ B5判/ページ数 119p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784861521010
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0371

内容説明

江戸のサブカル。情報メディアが花開く。歌麿、写楽、北斎、広重。馬琴に一九。江戸の出版文化は華やかだった。百科事典に名所案内、怪奇小説から恋愛モノまで。多種多様な出版文化が民衆のパワーによって見事に開花した一大ルネッサンス。

目次

1 初期の出版物
2 出版と浮世絵
3 出版物と色摺
4 古典と出版物、そして江戸の学問
5 地図と名所図会
6 戯作の出版
7 美術書の出版
8 名所と浮世絵
9 絵草紙屋からのさまざまな出版物
10 西洋文化と出版

著者等紹介

内田啓一[ウチダケイイチ]
1960年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。町田市立国際版画美術館学芸員を経て、昭和女子大学歴史文化学科助教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

280
江戸の出版文化はまさに百花繚乱である。今、NHKの大河ドラマで俄に脚光を浴びた蔦屋重三郎なども、このことに大いに寄与していた。化政期あたりになると、今の出版物にあるようなものの大半は既に出揃っていた。もちろん、木版画の技術がそれを可能にしたのである。室町末には宣教師たちが活版印刷を持ち込んでいたし、また中国、朝鮮経由での活字印刷の技術は伝わっていたが、隆盛を極めたのは木版であった。本書はそんな江戸期の出版物のあれこれを紹介する。ここでは『偐紫田舎源氏』を江戸期最大のベストセラーとするが、私はシリーズ全体⇒2025/02/07

Tadashi_N

30
庶民向けに出版物が成立するのは、識字率の高さが貢献している。錦絵の技術も、それに伴って開発された。2020/09/07

冬見

12
合巻部分目的で読み始めたけど、気づいたら全部読んでいた。図版の印刷が美しく解説も程よい量で読みやすい。偐紫田舎源氏がバカ売れしたというのは聞いたことがあるけど、まさかあの時代に一万部も売れるとは。多少の誇張はあるかもしれないけど浮世絵の初版部数が200枚程度であることを考えると、よほど売れたのだろう。ぺらっとした草双紙は一冊10頁程度。合巻本は草双紙が長編化したもので、一冊20頁。読本は値が張るため貸本屋を利用して読まれることが多いそう。手元に欲しいなあ。2018/10/02

keisuke

3
図書館。2023/08/08

うさっぴ

2
江戸時代の出版物も色々あって興味深かった。しかし江戸時代に書かれた文章が全く読めなかったので、当時の人はすごいなと思いました。2015/12/30

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