永井陽子全歌集

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永井陽子全歌集

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  • サイズ A5判/ページ数 743p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861520211
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

目次

葦牙
なよたけ拾遺
樟の木のうた
ふしぎな楽器
モーツァルトの電話帳
てまり唄
小さなヴァイオリンが欲しくて

著者等紹介

永井陽子[ナガイヨウコ]
昭和26年4月11日、愛知県瀬戸市城屋敷町に生まれる。昭和42年4月愛知県立瀬戸高等学校入学。昭和44年4月短歌人会入会。昭和45年3月県立瀬戸高等学校卒業。4月より愛知県高辻県税事務所勤務。4月愛知県立女子短期大学国文科入学。学内文芸同好会誌「轍」参加。昭和46年「太陽の朝餉」50首、第17回角川短歌賞候補。昭和47年1月短歌人新人賞受賞。3月県立女子短期大学卒業。昭和49年4月より愛知県立芸術大学音楽学部勤務。昭和50年10月東洋大学国文学科編入学。司書資格取得。昭和53年7月歌集『なよたけ拾遺』(短歌人会)刊。第4回現代歌人集会賞受賞。昭和55年9月東洋大学卒業。11月短歌人賞受賞。昭和56年4月より愛知県立図書館勤務。1月より短歌人編集委員。6月より現代歌人協会会員。平成1年4月より二年間、愛知県立女子短期大学非常勤講師として講義。平成6年4月より愛知芸術文化センター勤務。平成7年3月退職。4月より愛知文教女子短期大学助教授として勤務。7月歌集『てまり唄』(砂子屋書房)刊。第6回河野愛子賞受賞。平成11年2月から40日間肝炎のため入院。10月から休職。平成12年26日死去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シロクマぽよんぽ

6
いくつかのアンソロジーで作品を知ってはいたが、歌集を手に取るのは初めて。全歌集を読んでみて思ったのは、永井陽子といえば『モーツァルトの電話帳』のイメージが強いんだな、ということ。特に、初期の作品に日本神話のオマージュが多くて、かなり驚いた。やっぱり歌集を読まないとダメなんだなと痛感。ぜひ一度この本を読んでほしい。『モーツァルトの電話帳』の音楽性だけが持ち味ではないし、『小さなヴァイオリンが欲しくて』のイメージだけでも、永井陽子を正しく認識しているとは言い難い。魅力的な歌人だっただけに、早逝が惜しまれる。2022/02/19

nininice

4
歌はもちろん、俳句や随筆や式子内親王論など、読み応えある一冊。まだまだ一首一首は読み込めていません。永井陽子さんの物語を想像させる歌に心惹かれています。「書庫に置く貝殻一つ桜桃忌」「彦星を抱くくまなき紺瑠璃もいつかはほろぶ宇宙とおもふ」「歌よその天与のうつは差しのべて盛らなむ秋の碧のかぎりを」 2017/07/18

はち

4
一人の歌人の歌を全て読むというのは初めての行いであった。それが永井陽子でよかった、と思う。10日近くかけて読了。初期の古典に傾倒した歌、そして母親の病を歌った歌、自らの病。一人の歌人の生き方を丹念にたどることは理解のために必要だろう。あまりにも重厚な読書だった。2015/10/12

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