内容説明
後白河法皇の覚えもめでたく、検非違使に任ぜられた性豪・義経。二人の妻を娶りながら、静御前磯御前とも相変わらずの暮らしを送り、その前途は順風満帆であるかの様に思われた。鵯越で平家を蹴散らし屋島の海戦で圧勝し、返す刀で壇ノ浦へと向かったが、その活躍を妬んだ兄・頼朝から疎ましがられて…。御伽草子の代表格・義経の波乱の道程を艶話テイストで記した意欲作。激戦を乗り越え、破竹の勢いで勝ち進む義経に新たな敵が対峙する…。
著者等紹介
名村烈[ナムラレツ]
昭和41年静岡県生まれの東京育ち。『屍魔の襲う夜』(大陸書房刊)で作家デビュー。その後、ホラー小説を発表して活躍したが、長期入院のため断筆。最近になって復活
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