内容説明
未確認動物専門のフリーライター・坂崎誠志郎は些細なことから博物館の企画展に参画することになる。龍頭湖湖畔のさる屋敷に現存するという、龍のミイラ。彼は学芸員・楠愛菜とともに水智家を訪れたが、なぜか屋敷では担当編集者・有紀綾香が待っていた。そして、水智家にあったのは龍のミイラではなく…。帰らない屋敷の主人。影のあるメイド。妖しい洋館と人を寄せつけぬ静かな湖。洋館に想いを馳せる花嫁と、物言わぬ龍―。哀しい伝説の影で、また女の涙が零れる…。
著者等紹介
九頭竜坂瞬[クズリュウザカシュン]
ゲームシナリオライター。他のペンネームで小説、ドラマCDの脚本も手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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