内容説明
稀に見る親切さ!かつてない四間飛車講義、開講!級位者の方へ。これまでの本では伝えにくかったことを教えます。有段者の方へ。藤井理論が染み込み、ぶれない軸ができ上がります。
目次
第1章 対抗形とは何か―駒組みの基本と隠された仕組み
第2章 攻めについて―6七銀型と棒銀
第3章 一手争いについて―7八銀型と右銀急戦
第4章 主導権をにぎったら―持久戦と6六銀型
第5章 攻めエリアを拡大せよ―5六銀型と藤井システム
著者等紹介
藤井猛[フジイタケシ]
1970年群馬県生まれ。86年、6級で西村一義九段門。91年四段、2000年九段。98年~2000年、竜王3連覇。他に棋戦優勝8回。藤井システム(96年度)と角交換四間飛車(2012年度)により升田幸三賞を2度受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hk
20
これは斬新な企画だ。将棋本といえば詰将棋か定跡書が相場だが、本書は全く異なるコンテンツだ。…「さばく」とは一体なんなのか?「待つ」とはどういうことか?攻めとは何か?…といった根源的だが曖昧模糊としている概念を言語化しようというプロジェクトだ。そしてその試みは見事に成就した。四間飛車の準定跡形をサンプルに、藤井九段と聞き手役の会話調で、難しい概念をかみ砕いて言語化していく。本書を読み込めば、未知の局面で迷子になる子羊は激減するのではなかろうか。 定跡書や詰将棋を読んでも棋力が伸び悩んでいる人達におすすめだ。2018/10/17
akihiko810/アカウント移行中
16
ノーマル四間飛車の定跡本。内容は難解ながら、語り口はかなりわかりやすい。これをマスターすれば四間飛車二段にはなれるはず。 自分は角交換四間飛車(KK4)は指す。たまに角交換できずにノーマルになることがあるのでそのために読んだが、内容は一読では完全に理解するのは難しかった。 「振り飛車の受けは、持ち駒を増やすための攻め」「相手の棒銀が遊んだら飛車交換OK」「攻め合いは一直線の切りあいから考える」などいい言葉が多い。 ただ、ほぼ舟囲い急戦と、藤井システムしか取り上げられていないため、引き角とかやってほしかった2020/11/21
スパイク
15
方方でいい評判だったので手にしました。定跡書でも手筋本でもない。解説付き棋譜並べという感じか。対話形式になっている。なるほどとても分かりやすい。持久戦の考え方はためになった。終盤のせめぎあい、これは到底無理な世界だと悟った。2021/07/06
こまごめ
10
軽く読みましたが間違いなく名著です。対話形式なのが良いですし、対抗系の将棋の奥の深さと面白さを堪能できます。まずこの本で考え方を身につけてから四間飛車を指しこなす本にいけば理解がさらに深まると思います。
Mzo
8
藤井猛九段が解説する四間飛車の定石と考え方。冒頭の振り飛車のメリットの説明から素晴らしい。図書館で借りて済ませるのは勿体なく、買ってじっくり並べながら考えたい本でした。2023/03/21
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