内容説明
中原VS加藤の名人戦最終局(1982)、森内VS羽生の名人戦最終局(2005)―しばしば歴史的大一番で採用され記憶に残る名勝負を演出しながら、ほとんど体系的に語られることのなかった「矢倉・加藤流」の全貌が今、ついに明らかになる。幅広い対応力が求められる加藤流は、力戦新時代に通じる「将棋術」の宝庫だった!何を基準に考え、どうやって一手一手将棋を創り上げていけばいいのか。読み進むうちに、次から次へと考えが浮かんでくる、まさに定跡書中の定跡書。
目次
第1章 専守防衛型
第2章 棒銀戦法
第3章 一歩交換型
第4章 クイック一歩交換型
著者等紹介
森内俊之[モリウチトシユキ]
1970年10月、神奈川県横浜市生まれ。1982年、6級で勝浦修九段門。87年四段、プロ棋士となる。以後順調に昇段・昇級を重ね、2002年九段。03年竜王、04年王将、06年棋王。07年第十八世名人(永世名人)の資格を得る。全日本プロなど棋戦優勝12回。04年将棋栄誉賞(通算六百勝達成)。羽生善治・佐藤康光と並ぶ「最強世代」の中心棋士。重厚かつ強靱な棋風から「鉄板流」と呼ばれることもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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