梅一夜・冬ほたる

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861361234
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

著者等紹介

平野洋子[ヒラノヨウコ]
1962年11月16日生まれ。神奈川県湯河原温泉「旅荘船越」女将。湯河原温泉おかみの会会長。神奈川県観光審議会委員。「梅一夜」で第5回湯河原文学賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yamakujira

3
湯河原文学賞最優秀賞受賞作。湯河原の旅館の女将さんが書いた私小説らしい。パニック障害から鬱病を発症した女将さんが希死念慮をいだくほど悪化しながら、夫や従業員に支えられて回復していく闘病記で、受賞作の「梅一夜」は女将さんの視点で、「冬ほたる」はさらに後日談を加えて夫の視点でえがかれる。女将さんの苦悩が伝わる一方で、周囲の人々に恵まれてあたたかな気持ちになれる。そんな人にケチをつけるのは心苦しいものの、物語としては一本調子で物足りないから、もっと創作でふくらませてほしかったな。 (★★☆☆☆)2017/04/18

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