内容説明
―はろーおはようこんばんは、リリア。公爵家の権力を笠に着て、ワガママ放題だったリリアの前に現れた謎の少女・さくら。大好きな王子から婚約破棄され、絶望の淵にいたリリアに告げられたのは、さくらからの不幸な予言。私が処刑で、家族は爵位を剥奪!?最悪な未来を回避するため、自らを「リリアを助ける天使ちゃん」と称するさくらを信じ、改心し始めたリリアだけれど…。え?これ違うの??今までとは180度違う価値観に戸惑うことも多い、人生やりなおし友情ファンタジー。書き下ろし増量でここに開幕!あのキャラのトラウマ!?の原因もおまけ話で登場です。
著者等紹介
龍翠[リュウスイ]
執筆歴は2005年頃から。『取り憑かれた公爵令嬢』がネット上で話題となり、2016年3月に出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あき☆ブラック・ベア
5
恐らく悪役令嬢が自称「天使ちゃん」に心の中に取り憑かれて共存する話。公爵令嬢がどこまでも令嬢としての価値観がぶれない部分があるのが面白い。ちょっとドライに見える令嬢だけど令嬢なりの優しさをしっかりと持っている。天使ちゃんとはかなり仲良くやっているけど、たまに彼女が「愉しく嗤う」ことが気になる。取り憑いてる訳だしな〜…。本当に仲がいいだけに思惑が分からず少し不気味。巻末のおまけの家族は…いやあんな態度で接しててあれはないでしょ…。そりゃお母様の言うとおりだよ兄ちゃん…。2024/03/15
一条梓(アンフィトリテ)
3
図書館で借りました。主人公のリリア、最初は悪役令嬢度が凄かったのをさくら(多分日本人の高校生)が育成シュミレーションの様に良い人にしていくお話。が、まだまだ謎が深まるばかりです。第一にさくらこの人も何故主人公に取り付いているのか、次に年下の男の子のレイこの子も、もしかしたら王族?な感じもする。等の後々の展開が気になり楽しみにしています。2017/06/10
bulbul
3
WEB途中まで既読。とっても傲慢な公爵令嬢の登場に初め心が折れそうでした。取り憑いた「さくら」との漫談に気付けばどっぷりハマってます。酷い令嬢だった過去から逃げないリリアが男前。若干侍女とヒロインが甘いかなぁとは思ったりもしたけれど、見る目があったのねと読み込むうちに納得。あとは恫喝馬鹿王子をコテンパンにやっちまって欲しい。ヒロインさん、ぜひ!2016/03/12
もだんたいむす
2
世界観の説明がもう少し欲しかった。が、自称天使の意味深な態度が面白かった。★★★★☆2016/04/10
takave
2
面白かった。悪役令嬢が転生者っぽい天使に取り憑かれて改心するお話。天使ちゃんの心の闇がこれからどう効いてくるか。2016/03/26