内容説明
大学時代に失った恋を未だ引きずっている由弦に、夢の中に現れた大学の後輩・絢人が、過去に戻ってもう一度やり直せと言ってくる。夢かと思いきや、目覚めた由弦は大学生に戻っていた。そう、2年後輩の慧太と初めて出会ったあの日に―。恋をしなければ辛い想いはなくなるのだと由弦は慧太を突き放すが、気づけばもう一度、彼と恋に落ちていた。やがて来る終わりに怯えながらも、由弦は慧太との関係に溺れ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらねこ
29
川琴さんのを読むのは二作目ですが、これはすごく良かった。タイムリープというファンタジー。同性同士という引け目や諸々により学生時代に無くしてしまった恋をもう一度出会いからやり直す物語。攻めの実家がガラス工芸を営んでいて、攻めが作るガラスの万華鏡が凄く素敵な小物として機能してて、とってもロマンチック。タイムリープというファンタジー設定に理由付け必要ないと思うし、当時は分からなかった攻めの心の声が聞こえるなんてキュンキュン設定に萌えました♡好きだなぁ♡2017/02/18
きなこ
24
タイムスリープして辛かった恋をやり直す…のはずがあまり足掻いて運命に逆らう感じじゃなかったなぁ。でも、別れが来ると分かっていながら、また同じように彗太に恋してしまう由弦の心情を思うとかわいそうに。アフターストーリーは甘々だったけど、それ以上にyocoさんのあとがきイラストの2人から幸せがうんと伝わってきた感じ。2016/01/25
ザ・フライ
21
あらすじ知らず読んだらタイムリープもの。失敗したか?と思ったけど結構面白かった。過去を変えるためにタイムリープしたが結局また慧太に恋をしてしまう由弦。そして、由弦は触れた人の心の声が分かるようになる。心の声が分かるから慧太の好き好きと言う心の声ににやけてしまった。なんで絢人がタイムリープさせられるんだ?とツッコミいれながらも楽しく読了。絢人も好きだったので彼にも幸せになってほしい。2016/01/25
うにすけ
16
作家買い。タイプリープがぴんとこなかったんだけど、調べたらしっくり(時間跳躍ね)。でも恋愛で跳躍と学生物は苦手なのでさらっと、いちゃいちゃな所はじっくり読んでしまいました、笑。あと、イラストがどっがどっちなのかわからなくて混乱(黒髪が由弦くんかと思ってしまうし、顔が出てきちゃったわ…そこもちょっとなぁ)。2016/01/25
tanya
16
タイムリープに期待し過ぎたかも・・・なお話でした。過去に戻ってどうかなるのかと思ってたら、ただ辿っただけだったのね。お互い連絡つけば話が早く、絢人が交わってこなくても2人の問題でしょ!な展開でした。イラストが素敵です。2016/01/23