内容説明
やっとの思いで開店した「地竜の瞳商会」。シャルパンティエ領にある雑貨屋さんの店主ジネットは、今日も元気に働いています。シャルパンティエ領はまだまだ開拓の途中。ジネットは雑貨屋さんの切り盛りをしながら、領主ユリウスを支えていく。そこへ思わぬ来訪者、妹・アレットが登場。姉に感化されたというアレットは薬草師として即戦力!パン屋のディータ・イーダ兄妹や元ギルドマスターも領民に加わり、シャルパンティエ領はにわかに活気づく。そんな中、虹色熱という魔法病の緊急事態発生!厳冬期で領外から薬を取り寄せることはできない。しかしジネットはあきらめない。彼女は雑貨屋さんならではの奇策で打開を目指す!いよいよ本格始動する雑貨屋さんストーリー、第2幕ここに開店!
著者等紹介
大橋和代[オオハシカズヨ]
2013年7月よりWEB上にて、『シャルパンティエの雑貨屋さん』の連載を開始。第1回アリアンローズ新人賞にて最優秀賞を受賞しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絳楸蘭
22
ジネット自覚してたんだ。てっきり無自覚かと…。それじゃあ、本来の気質と相まっていろいろと頑張るよねぇ。村づくりもただ人が集まればいいわけじゃないんだ。今必要なものと将来的に必要なものと考えながら計画的に増やし、手をつけていかなきゃいけない。わかっているつもりだったけど、改めてシャルパンティエのできていく様子を見て思わされるところがたくさんある。住人も増えて、これからがまた楽しみだ!!2015/03/31
瀧ながれ
17
急速に発展途上の村で雑貨屋さん、第2巻。集まるのがいい人ばかりで、なんかいい雰囲気が作られてて、住んでみたい気になりました。冬は雪で閉ざされてしまうのも、悪くないですね。今回はそのせいで、かなりたいへんな事態になりましたが、いっこいっこ解決しながら、住みよい村になるとよいと思います。とりあえず、神職急募!(笑)2015/03/25
mikipon
14
登場人物が10代20代の若者が中心で、頑張って町作りをしています。妹が適任の職業だったり、リタイアしてきた有力者が色々手助けしてくれたり、色々と都合のよい展開もあるけど、難問にみんなで協力していくところなどは面白く読めた。ダンジョンに入るパーティの設定がほんとRPGで、結構それも楽しい。娘と一緒に楽しめる本。2015/05/08
葛野桂馬@時津風@ハスター
12
前回はシャルパンティエにたどり着くまでの物語中心でちょっと肩すかしだったけど、今作から雑貨屋開業。ちょっとしたチートアイテム持ちではあるが、それを利用して大金を稼ぐのではなく、村の人たちと接し、日銭を稼ぎ、少しずつ村が大きくなっていく。派手さはないけれど、どこか安心する物語。何でかなーと考えていたら、村興しシミュレーションゲームのような展開なんだな。僕がシミュレーションゲームを好きだからかどうかは分からないけど、とても楽しめた。2015/03/18
葉月たまの
11
1巻が面白かったから、2巻も読んだ♪。面白かった♪。恋愛話も好きなんだけど、こういうファンタジーのお仕事モノもいいよね♪。といいつつ、ヒロインのジネット、恋をちゃんとしてるけどね♪。アネットちゃんの好きな人は予想通りだった♪。うんうん、あの人に恋するよね♪。むしろ外伝は、アネットちゃんがその恋に落ちるまでを書いて欲しかったな♪。早く3巻出ないかな、夏が楽しみ♪。2015/04/14