内容説明
編集として充実した日々を送り、作家で恋人の穂高との恋も順調な透也。そんな折、穂高の作品の舞台化が決まる。なんとプロデューサーは透也の大学の先輩、降橋で…。初めは喜んでいた透也も、穂高がシナリオ執筆やオーディションの審査員として精力的に活動することに次第に疎外感を覚える。さらに、大学生の能海をアシスタントに雇い側におく穂高に、驚き、心が揺らぐ透也は―…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
21
シリーズ最終巻。冒頭では読んでるこっちが照れそうな程甘い二人だったけど、話が本筋に入るとまたしても透也のぐるぐるが始まって事態は悪い方向へ。男同士だからこその葛藤というのは理解できるけど、いかんせんこのカプは肝心な言葉が足りなさ過ぎる。でも壁にぶち当たるたび迷いながら間違いながらも一つ一つ乗り越えて愛を深めていく二人だから見守りたくなるわけで。綺麗なエンドで結ばれていて満足の読後感。小冊子はCD特典のSS集。甘くてクスッと笑える二人がいっぱい。穂高のうさみみにはニヨニヨ♪そして高永さんの漫画に吹いたw2014/12/31
みずほ
11
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 10年ぶりの5作目で完結編。等身大の自分に満足できず、見栄っ張りで自分を大きくみせたくて四苦八苦してグルグルする透也の性格はそう簡単には直らないだろうけど、両親にもカムアウトして、穂高にプロポーズして、退路を断った(笑)ことで、一応の前進はしたね。しかし、穂高に近づく人間は全方位に嫉妬するくせに、あのよろめき癖だけはいただけないな。完結編だけど、この二人にとっては新たなスタートでもあるので、この後の話も読んでみたい(同人誌であるかな?)。小冊子はドラマCDの特典SSの再録2015/05/17
ももちゃん
5
シリーズ⑤最終巻。先生が人間らしくなっててただのラブラブカップルです。お料理練習してたのかわいいすぎて死にました。と安心してたらまた拗れて大変なことに(;;)でも先生が押し殺してた嫉妬とかも感じられてよかったー(っ´ω`c)先生が能見くんに手料理を振舞ってたのは透也に食べさせる前の練習だったとかだったらいいな笑 自分だけだと思ってたのに能見くんにもって知ったらそりゃ嫉妬しちゃう、、 小冊子は天野先生に嫉妬して天野先生の為に懇親会を開いちゃう穂高先生にきゅんとした!かわいい!2020/05/18
nono
5
BL。罪シリーズ最終巻。既刊は全て読んでるはずだが何せ10年振り、朧な記憶しかありません。小説家と編集者のひたすらぐるぐると、ラブラブしてる話は変わらない。軽目に読了。2015/11/13
ころすけ
5
シリーズ完結。穂高の原作を舞台化することになったことをキッカケに、2人の関係に変化が。相変わらず透也が1人で考え込んでしまって、自分を追い詰めてしまってますね。。穂高もだいぶマシになったとはいえ、言葉が足りず…うむむ。始まりはアレだけど、実は透也の方が浮気的なものやらかしてるよなぁ…なんて思ってしまう。でもついつい気になって読んでしまうシリーズでした。この2人も一応の決着を迎えて、これから幸せに暮らしていくのだと思いますが、番外編でもいいのでその後の2人のイチャラブ読みたいです<(_ _)>2014/11/24
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