内容説明
人を好きになるという気持ちの判らない恭一は、世間とどこかずれたところがある。そんなある日、どこか人目を引く久瀬に大学で声をかけられた。強引に人の心へ踏み込んでくる彼に、時には脅えながらも、少しずつ心の距離が近づいていく。久瀬に好きな人がいることを知り、覚えた胸の疼きでようやく恋だと自覚した恭一は、決死の思いで彼を誘うが…。ラジオデイズ改題、書き下ろしあり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
12
う~ん、攻めがセフレに振られて落ち込むのが既に受に出会った後っていうのが何となく腑に落ちない感じではあるなあ。若干情緒不感症的な恭一くんの視点で描かれてるから、余計に感情の振り幅が少なくて盛り上がりには欠けたようなかんじ。それよりも店長とかオーナーとか元彼とか総ホモ路線のフラグ立ちまくりに感じて気になったんですが、スピン出てるんでしょうか?2014/01/29
りんご☆
10
読了2015/09/06
華緯
9
ご本人はあとがきでも“気に入っている”と書いていらっしゃいますが、私的には『………』です。結構設定とかは作ってあるのに、ほとんど生かされていない。設定がキャラの横を滑っていってるというか、恭一が体験せずに結果を聞いているだけだし、恭一の境遇にしても、何らストーリーに関わってこない。こんななら、もっと単純な設定にして二人の仲を中心にすればただの甘々として読めたのに…。新人さんがこんなの書いたら『続編書きたいっていうアピールか?』とか穿った見方をしてしまうところです。2014/01/18
諏訪 聖
8
タイトル買い。うーん…分かりづらい。感情の起伏も物語の起伏も平坦過ぎて逆に疲れてしまった。2014/08/08
ふみ
8
久瀬(大学生)×恭一(高3)旧版『ラジオデイズ』改題、書き下ろしあり、新装版!坂井さんはBL初期の頃、安心して読めるのでよく読んだ作家様…で、新作より過去作品の方が好きです(^o^)このお話は、家族関係が上手くいっていない恭一が久瀬と学祭で出逢い、ゆっくり恋に堕ちていくお話…なんてない日常をまったりゆっくり描かれているので、私的に気分転換にダラダラ読むのが好きなんだけど、う~んどうだろう?チョッと退屈しちゃったりする方もいるかもですね^m^2014/01/12