内容説明
『中ノ澤高校一の天然非常識』な神奈木に無理やり押し倒され、一線を越えてしまった一真。しかし彼の真剣な気持ちを知り「まずは友達から」と関係をやり直すことにした。そんなある休日、一真と津寺は出掛けた先で女の子と一緒にいる神奈木と鉢合わせる。神奈木の誘いにより四人で昼食をとるのだが、津寺がこぼした一言から一真は神奈木に手料理を振る舞うことになり…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
24
『ワンコに擬態した肉食系学園アイドル×大物をタラすフェロモンを持つツン』で描きたいシーンがあるんだろうってのはわかる。わかるけど・・・。自分を無理やりレイプした男を、自分しかいない家に呼んで自慢のチャーハン作って食べさせてあげるとかってどうなの?ありえない!ありえないでしょうー!?親友である津寺や高槻が「自分を一緒に呼べ」って言ってるのすらサクッと無視かい?描きたいシーン最優先にもほどがある。それが吉原節といわれればそれまでだけど、100ページもあれば事足るだろうと思ってしまうような一冊でした。2013/06/19
Kaoru
18
チャーハンの話。このシリーズは3・4巻目が未読だが話の展開が遅いせいか楽しめた。今回は一真特製のチャーハンを神奈木がご馳走になるまでを書いている。性描写はエピに短いキスシーンしかないが、表現は秀逸。一真の友人、高槻と津寺はすっかりキャラが固まっていた。富樫は主要キャラを客観的に説明する取り巻き学生達の代表という感じ。次回の波乱を予告するように父の婚約者・新川美由紀がちらっと登場している。二重螺旋シリーズより展開がドロドロしていないのがよかったが、新川の登場で家族の泥臭い愛憎劇にならなければいい。2013/06/12
nono
15
BL。シリーズ第5弾。ムリヤリされた事を取り敢えずスルーして普通の友達から始めた神奈木と一真、津寺と高槻もその一真の意志を尊重して見守る。しかし拒まれないことを良いように捉える神奈木は図々しい願いを⁉うーん、一真の危機感の無さにも神奈木の厚顔ぶりにもちょっとついていけないなぁ、と思いつつも津寺の硬派ぶりがお気に入りなので続きいきます。さくさく軽めに読了。2018/04/24
ひなた*ぼっこ
9
やっぱりでたか、BLなのに女子が語り出す吉原作品。シリーズの中では穏やかな巻。弟とその継母の存在が不穏だけど。吉原作品に多用される「視界の暴力」ですが、今回は「視界のゴミ」なるものが。いやそれただのゴミやん。おまえゴミだったんか。2019/10/14
ふみ
9
陽だまり第5弾♪まぁ~いつものことながら進展しないけど、3巻ごろに比べると、今回は進んだ方なのかな^m^神奈木に押し倒され、キレた一真でしたが、友達として改めて付き合いが続いている第5弾です…知らず知らずのうちに?上手い具合に神奈木のペースに引き込まれているというか、振り回されている一真かな?このシリーズには嵌ってないんだけど(エッ!)、つい気になって新刊で買ってしまう私だし、読むとその後も気になるなぁ(・・;)脇で登場した、同級生等のの女子二人は、サッパリ系でヨカッタかな♪2012/04/13