内容説明
平凡な会社員の日下は、結婚も考えていた美久からの誤メールで、彼女の浮気を知る。悩む日下の元に阿東という男から「会って話そう」と連絡が。美形で色気のある阿東に日下は圧倒されるが、彼との話で更に別の浮気相手が浮かびあがり、互いが被害者と気づき意気投合。美久への対処を相談する内、阿東がバイだと知り、彼は「好きなんだよ。あんたみたいなタイプ」と言いだし…。
著者等紹介
崎谷はるひ[サキタニハルヒ]
3月16日生まれ。九州出身・神奈川在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エンブレムT
57
ヒイィー・・・崎谷さんの描く嫌な女って半端ない~~~!半分以上のページを、彼女のトンデモ描写に使ってるんじゃないか?って思ってしまうくらい、インパクト大です!!まぁ、だからこそ被害にあった2人が妙な連帯感を抱いたり、人として惹かれていくのにも説得力があるんだけどね・・・。残りページが少なくなって「え?これ上下巻に分かれてるんだった?」と、思わず確認してしまうくらいには、物語としてのバランスは悪かったです・・・。誠実系地味目男子の日下が、いじめられてるけど可愛がられてるってトコがもっと読みたかった~!2010/10/27
那義乱丸
20
個人的にメインカプの邪魔をしてくる女は地雷なのですが、ここまで電波だと逆に大丈夫でした(笑)主人公たちをくっつける重要なファクターとして十分に威力を発揮してくれてましたから。日下と阿東の出会いで、日下が泣き崩れた時から阿東の表情描写に伏線の匂いを感じ取れたので、以降、彼の描写が積み重なっていく毎に胸がキュンキュン!日下への告白が来た時には小躍りしそうでした。直接的な甘さは終盤までないですが、私的には十分にラブを感じながら読んでいました。弁護士として、他レーベル作品の攻めの名前が出てきて一瞬浮かれましたw2010/11/06
マッコリ
18
おもしろかったー。電波な彼女のインパクトが強すぎて彼女視点での話を読んでみたくなった。意外に普通の恋愛話になりそうでツッコミどころ満載な気がする。2011/04/01
那岐
17
出会いの最初の立ち位置を考えれば女性を中心に話が展開するのはわかるけど、ちょっとこれは恋愛小説を読んだ気がしない。怒らない・甘やかされる・よく泣く・料理上手な主人公が恋愛の弱者すぎて、そもそも「男」である必要もない気が…それ言っちゃうと二人は出会わないわけですが。攻はとってもいい男だけど、最後まで読めたのは作者の文章力のおかげかも。「花がふってくる」が大好きなので期待しすぎた感もあります。2010/11/09
りんご☆
15
読了2016/06/08