内容説明
いつも一言多い外科医の高嶺悟は、海田組組長の愛人を助けたことから、その配下の入江政志にお礼がしたいと声をかけられる。だが、積まれた札束を断ったら何故かラブホテルへ連れ込まれ、快楽に流されて入江に強引に抜かれてしまう。その後も「一目惚れした」と高嶺に纏りつく入江。組長の為に、医者の自分を取り込む為の言葉だと思っていたが、どうやら入江は本気のようで…。
著者等紹介
魔鬼砂夜花[マキサヤカ]
1968年3月14日生まれ。岐阜県美濃加茂市出身。東京都大田区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
10
読了2017/01/05
ちるる
8
初読み作家さんでしたが、うむ面白い。受の高嶺がハンパなくべらんめぇで、その口の悪さに最初驚いたけれどなんか似合ってる。ヤクザに負けない柄の悪さなのに患者第一の優秀な医者というギャップも良いです。そして皆さんの仰るとおり、脇カプが気になる!組長と秋吉で一本読みたいです。2010/12/04
桐埜
5
満足度:★★★★☆ 人の話を聞かない強引ヤクザ攻×気が短くて口の悪い外科医受。どっちも超がつく俺様には違いないんだけど、その裏に見え隠れする意外な優しさや一途な面にキュンとさせられます。美人で口の悪い、でも甘さを捨てきれない漢前な受がストライクゾーン直撃。あれだけ口説いても本気にして貰えない攻に自業自得とは言え少々同情しましたが(笑)一方で強烈な存在感を醸し出していたヤクザ×愛人カプもすごく気になります。スピンオフ出ないかな~。文体にクセはありますが好きな作家さんなので、久々に堪能出来て嬉しかったです。2010/11/30
tatsuki
5
久々の魔鬼さん。丁々発止の気風の良いこの二人のやり取りが楽しいな、と。地の文も含めて受けの語り口調による文章なので、若干“状況”が分かりにくい時もありますが。イチャイチャしてても、高嶺の性格故にそうとは見えない。設定的にはヤクザ×ドクター、でも彼らの“日常”の殆どはドクターの方が仕切るのだ。そんな感じで二人の夫夫生活は末永く続いてしていくんでしょう。2010/11/19
カイ
4
病人だから損得なしに助けるって感じの高嶺がいいなぁ。 裏表なく暴言吐くところも!! まぁそのせいでヤクザと関わりを持ってしまう訳ですが… だけど相手がヤクザだからといって自分を変える訳でなく、入江が惚れるのも無理は無いvv 策士の入江が良いなぁ~。 なんだかんだで高嶺を操ってるよね(笑) そしてそしてやはり組長と愛人だけで1冊読みたいです!!2011/01/14