内容説明
派手で綺麗な顔をした24歳の征矢は、ある日立ち寄った図書館で、バスケ部の先輩・白倉に偶然再会する。当時、物静かで真面目な白倉と、頑なで斜に構えていた征矢は、相容れなかった。しかし互いに気にせずにはいられない存在でもあり…。再開後も、互いに興味を惹かれあう二人。自分がバイだと自覚していた征矢は、その関係を変えようと、白倉にモーションをかけるが―。
著者等紹介
崎谷はるひ[サキヤハルヒ]
3月16日生まれ。九州出身・神奈川在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
30
バスケ部の先輩後輩だった2人が、数年後図書館で再会!高校時代のストイックな感じも好きだけど、再会後に距離が縮まっていく描写もじれったくて楽しかったです。・・・にしても、エロい!強気な受けはキレイな顔した天然小悪魔で、クールでそっけない攻めはヘタレなむっつり大魔神ってどんな設定だよwwwでも、シリアスとギャグのハザマを走り抜けてるので、読後感は幸せイッパイ♪秀逸なのはあとがきの小鳩めばるさんのイラスト!もう、どうしたら!!(笑)2010/03/18
那義乱丸
22
積読崩し。初出が2000年刊の同名タイトルの新装版ということで今の崎谷さんとは違った風味。高校時代の部活の先輩後輩の再会モノ。主人公である征矢の白倉への心情が丁寧に描かれていて、切なさは感じなかったけど素直に理解できた。高校時代のそれぞれの家庭環境が盛り込まれることで現在の二人の関係性の素地を形作っているのにも納得。ただ、メンタル面に関しては共感できるものがあったのだけどフィジカルな部分についてはいきなり笑かされた感じw 誇張表現が過ぎてると感じてしまって(あとがきに実話とあるけどもw)引いた…笑2014/04/25
ふみ
10
【積本消化】白倉(司書 高校部活の先輩)×征矢(バーテンダー 後輩)2000年に発売された旧版は読んでいたので、新装版を積んじゃっていました。この二人のお話は私的にまずますなんですが(好みの問題ってことで)学生時代に、それぞれ家の事情で大変だった二人が、しっかりした大人になっていた事はヨカッタな~で、高校時代の甘酸っぱい思い出も、大人になって再会し、お酒を飲みながら振り返って語り合える関係もイイですね(*'ω'*)ドキドキシーンで笑えた1冊、付き合いが始まってからのすれ違いも笑えました(*'ω'*) 2016/02/13
ルーリィ
9
再読です。白倉さんがとってもカワイイったらない(笑)コトに至った翌日の白倉さんが征矢じゃなくたってメロメロになります。だけど征矢よりも白倉さんの方がメロメロなんですよね~それがまた良い。このお話大好きなんです。いつの日か彼らのその後、読でみたいなぁ。2011/05/13
烏
8
面白かった。征矢の生い立ちが哀れで幼いころから生きることに必死な姿が痛ましい。でも大幅に道を踏み外すこともなく将来見据えて真っ直ぐ歩く征矢が愛おしい。三隅に脅迫まがいにバスケ部入部を強要されたけどそこで汗流して青春できたことは財産だと思う。真面目で優しくて純情で実はむっつりな白倉が好ましい。高校生のころから征矢が好きだったとは…押しの強い征矢に迫られてあたふたする白倉可愛いwせっすすが不可能なくらい立派なtnkかぁ。興味深いw鈍すぎる白倉に甘えん坊の征矢はイラつくかもしれないけど上手に甘えてお幸せにねー。2018/03/30