出版社内容情報
どんなにやさぐれていても、一杯のスープさえあれば明日は大丈夫。石井好子、角野栄子、星野道夫、高山なおみ……身も心も温まるスープのアンソロジーをどうぞ!
内容説明
平和であたたかく心に沁みわたるおいしい作品のかずかず。石井好子、江國香織、岡本かの子、岸本佐知子、村上春樹、星野道夫、森茉莉、高山なおみ…そして書き下ろしも少し。
目次
第1章 スープがあれば、きっと大丈夫(ユッケジャンの食べかた(長田弘)
スープに託す(辰巳芳子) ほか)
第2章 魔女のスープ(チャイニーズスープ(荒井由実)
月夜の森のスープ(角野栄子) ほか)
第3章 思い出のスープ(フクロウの声が聞こえる(Ozawa Kenji)
私と年の暮れ 料理作らずふだんのシチューで(森茉莉) ほか)
第4章 スープを煮込む日(ウミガメスープ(ルイス・キャロル/矢川澄子訳)
スープジャーナル抄(長尾智子) ほか)
第5章 スープ出来たて、あつあつ!(一味違う豆スープ(山口カルメル会修道院)
海塩スープ(白崎裕子) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
28
紹介していただいた本。スープにまつわるエッセイを集めたアンソロジー。基準の幅を広くしているのか? 他の編者による食のエッセイ集よりもメインとなる料理が主軸に置かれておらず、軽く触れられている内容のモノも見受けられた。 ただ、この手のアンソロジーは色々な作家に触れられる点も楽しいので、好みの問題。表紙とタイトルが素敵だなと思ったら、あとがきで吉田篤弘氏によるものと知り納得である。 2023/04/09
くさてる
26
スープに関するアンソロジー。作家、料理家、エッセイストに詩人まで。さまざまな分野の人々が、「スープ」について語る言葉はどれもやさしく、楽しく、面白く、こだわりがある。食に関するアンソロジーは多いけれど、スープはひとを和ませる力があるんだろうか、そんな気がした粒ぞろいのアンソロジーでした。2023/08/19
Shimaneko
17
タイトル通りスープ(時々シチューとかポトフとか)縛りの61篇。ほとんどがエッセイなので、底本一覧だけじゃなく著者の簡単な略歴も欲しかった。中でも思い出の味系は、時代背景や著者本人のバックボーンを知らないと味わい足りない気がしてしまうものもちらほら。とはいえ、アンソロジーとしてはなかなかの読み応え。大変美味しゅうございました。2023/05/21
みつき
11
スープについてのエッセイと歌の歌詞や、小説の引用など、いろいろな角度からスープが表現されている。有名シェフの書いたスープへの熱い想いや、修道院の方のスープへの想いなど、とても興味深かった。スープのどんな人でも癒して、命の糧になるイメージのなかに終始浸ることができてこころが温かくなった。スープは季節の野菜と海水をほんの少し取り入れることみたいにかいてあって、塩と野菜と少しのハーブを入れたコンソメを使わないスープを作ってみたくなる。スピ系の人も少しいたが、マイナーな人の文章も血が通った歴史としてとても楽しい。2026/04/02
meg
11
長ーいミステリ読んだ後に、軽く読めるものはないかなぁと手に取った。装幀も洒落ている(大好きなクラフト・エヴィング商會!)が、見た目の愛らしさに騙されてボーッと読み進めていたら突然ぶっ飛んだアッパーカット食らわされるので要注意!なアンソロジー。スープは音をたてずにのむべし、というマナーは古今東西の一大トピックなのだな。スープに入れるのは余り物の野菜を何でも、というお方多いけど、皆そんなに野菜余らせるんか?セロリなんて高級食材、買うことすらない(悲)。角野栄子さんと山口カルメル会修道院さんの短編がお気に入り。2023/08/08




