内容説明
筆者の日常の一端を切り取れば、そこに浮かび上がるのは、どこにでもいるありふれた会社員である。ただ一つ、「ステージ4」のすい臓がんを患い、2週間に一度、抗がん剤による化学療法を受けていることを除いては…。ペンとロックで闘った“いのち”の記録。
目次
ペンとロックで闘ったいのちの記録
第1章 ステージ4を生きる―52歳記者のがん日記
第2章 バンドやろてば―続52歳記者のがん日記
第3章 52歳記者のがん日記
第4章 53歳記者のがん日記1
第5章 バンドやろてば―シーズン2
第6章 53歳記者のがん日記2
第7章 54歳記者のがん日記
付記
著者等紹介
橋本佳周[ハシモトヨシチカ]
1967年1月、阿賀野市生まれ。89年新潟日報社入社。学芸部、新津支局、写真部、報道部、長岡支社報道部、東京支社報道部などを経て三条総局長から2018年に論説編集委員室。19年から報道部おとなプラス担当部長兼論説編集委員。新潟日報労働組合執行委員長も務めた。18年7月、「ステージ4」のすい臓がんの告知を受けた。19年2月から21年12月まで、朝刊生活面と「おとなプラス」紙上で「がん日記」「バンドやろてば」を連載し、闘病の日々を記した。22年1月20日、55歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CEJZ_
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1P15行。2022年刊。新聞記者、体調不良で受診するとすい臓がんステージ4と診断される。厳しい抗がん剤での闘病と、高校時代のバンド仲間と数十年ぶりに集まり久々にバンド活動を始めるもコロナ禍、その日々の新聞連載をまとめたもの。新潟日報で時々読んでいたが、気になっていたので書籍を購入。2人に1人ががんになる時代。わたしも若い頃は何も感じなかったが、がん保険のTVCMなど印象に残る。記者らしく進行する病状と胸中を、つらい中しっかり記録している。検索すると著者の闘病を追ったTV番組やライブ映像が見られる。2022/04/10
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