内容説明
満天の星を焦がして、16万発の焼夷弾が火の雨となって襲い掛かった。街が燃え上がる。川に炎が走る。防空壕を火炎が包む。最大兵力による作戦変更となった米軍の焼夷攻撃は、83分で1477人の命を奪い去った。静かな夏の一夜が地獄になった。県内で唯一、無差別絨毯爆撃を受けた長岡市。その「悲劇の一夜」を体験談と米軍資料で検証し、太平洋戦争末期の実相に迫るノンフィクション。
目次
第1章 つのる不安
第2章 破られた眠り
第3章 頭上襲う恐怖
第4章 劫火の中で
第5章 神に助けを
第6章 悪夢が明ける
第7章 焼け落ちた風景
-
- 洋書
- L'INSOUMIS