内容説明
アルハンブラの魅力に包まれたグラナダ、イスラムの美の極致を今も残すメスキータがあるコルドバ、そしてイスラム王朝の時代から大航海時代まで繁栄を続けたセビリア。そして3都市を取り巻く周辺の町や村…アンダルシアの魅力を掘り下げた待望の書。
目次
第1章 グラナダ
第2章 コルドバ
第3章 セビリア
第4章 バエサ/ウベダ/ハエン
第5章 旅の便利帳
第6章 アンダルシアの歴史物語
著者等紹介
谷克二[タニカツジ]
早稲田大学卒業後、ドイツに渡り、フォルクスワーゲン本社に勤める。英国ロンドン大学経済学部・大学院を修了後、帰国。執筆活動に入る。『サバンナ』『スペインの短い夏』などが直木賞候補
武田和秀[タケダカズヒデ]
1951年生まれ。1973~1978年まで山下龍三氏に師事。その後フリーランスとして現在に至る。都市やリゾート地などの取材撮影では20年のキャリア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
89
スペイン・アンダルシアでは、グラナダ、コルドバ、セビリアの三大都市が中心である。八世紀に後ウマイア朝の首都となったコルドバ、一二世紀にセルビア、一三世紀にナスル朝のグラナダが首都となった。アルハンブラ宮殿は、1492年イスラム最後の王ボアブデルがレコンキスタでグラナダを去った後残されたイスラム建築。ざくろを意味するグラナダはアンダルシアの宝石とも呼ばれる。シエラ・ネバダの雪解け水が流れ、アラブの世界て最も珍重された水は、友好と歓迎を意味する。支配したイザベル女王はグラナダを愛し、今も棺が安置されている。2024/12/04