内容説明
満洲国とは、果たしてどんな国だったのか。跡見女学校生がなぜ「自由研究」で満洲国概要を書き残したのか。全篇に、満洲子の満洲国への懐慕と編者の母親への愛慕の情が溢れる。
目次
第1章 プロローグ
第2章 母の形見
第3章 「自由研究」(満洲国とは;満洲国の物産;満洲国の政治体制概要;満洲子が選んだ都市・観光地;満洲風情;友よりの手紙;満洲子の想い)
第4章 参考文献検索について
第5章 「自由研究」の息子から見た評価
著者等紹介
富田節子[トミタセツコ]
1916年10月20日南満州奉天市で生まれる。1923年、沙河口尋常小学校入学。1927年、東京府多摩郡戸塚第三尋常小学校五年生に転校。1929年、跡見女学校入学。1934年、跡見女学校卒業、「自由研究」完成。1935年、文化裁縫女学校卒業(現在文化服装学園)。1937年、大森五郎(三井鉱山勤務)と結婚(福岡県大牟田市)。その後、夫の転勤とともに北海道美唄市、東京都杉並区下井草に居住したが、平成元年、夫五郎の死去に伴い、東京都東村山市に三女一家と暮らす。2006年8月14日八十九歳にて死去
大森俊弘[オオモリトシヒロ]
1947年2月21日福岡県大牟田市に生まれる。1970年、東京薬科大学製薬学科卒業。1970年、雪印乳業株式会社入社。1991年、雪印乳業株式会社生物科学研究所主席研究員。1999年、財団法人食品産業センター次長。2001年、味の素ファルマ株式会社専任部長。2003年、味の素株式会社事業戦略部専任部長。2007年、池本理化工業株式会社技術顧問。医学博士(昭和62年取得)。薬剤師(昭和45年取得・平成8年に認定薬剤師取得)・HACCP講師資格。埼玉県坂戸市坂戸文芸協会創作部門会員。NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会会員。シャプラニール所属ボランティアグループ・ネパールサムハ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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