内容説明
昭和三〇年代を感慨深く思う世代は、次世代にその夢と希望を託している。戦後の復興期を過ぎて、今思えば日本は高度成長期の入り口だったのか。しかし庶民の生活は、決して楽ではなかった。たくましい生活力と笑顔だけが、記憶に残る。あの時代へ、古いアルバムを紐解いてみたくなった。見知らぬ親子や、町行く人々がたまらなく懐かしい。
目次
第1章 鹿児島の日常
第2章 乗り物が運んでくれたもの
第3章 人・祝祭・風物詩
第4章 特産品のある風景
第5章 鹿児島各地を巡る旅
著者等紹介
薗部澄[ソノベキヨシ]
大正10(1921)年、東京都生まれ。サン・ニュース・フォトス、岩波映画製作社等を経てフリー。平成8(1996)年逝去
新村ゆたか[ニイムラユタカ]
昭和2(1927)年、鹿児島県生まれ。フォトサービスゆたかを経営。昭和20年代中頃から、鹿児島を題材とした写真を撮影。新聞・雑誌等に掲載多数
石原寛[イシハラヒロシ]
昭和10(1935)年、鹿児島県生まれ。写真館勤務を経て南日本放送にて写真業務に従事。鹿児島を題材とした写真を撮影。現在、MBC学園講師
住高秀[スミタカヒデ]
昭和14(1939)年、鹿児島県生まれ。鹿児島東映劇場勤務を経てフリー。桜島の撮影をライフワークとしている
西潟正人[ニシガタマサヒト]
昭和28(1953)年、新潟県生まれ。「食と笑顔」をテーマに、幅広く活躍。神奈川新聞・日刊ゲンダイ・NHK出版「食彩浪漫」などでコラムを連載している。昭和50年代中頃の屋久島にも長期滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。