内容説明
戦後、米軍政下におかれた奄美。日本本土への進学は「留学」だった。両親と神戸に暮らす小学生。戦争が影を落とすなか、一家は故郷・徳之島に舞い戻る。やがて戦争が終わり、アメリカの軍政下に置かれた奄美。高校生になった少年は、仲間とともに日本復帰運動へと突き進む―。
目次
第一章 神戸の日常
第二章 帰郷
第三章 徳和瀬島
第四章 戦火の受験
第五章 思惟の峠
第六章 若き狼煙
著者等紹介
東喜啓[アズマヨシアキラ]
1965年、東京生まれ。作家。父方の祖先は奄美・徳之島の島人。徳之島に生きる人々を題材にした作品を発表してきている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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