内容説明
16歳での土浦海軍航空隊入隊、厳しい訓練、基地生活、最前線での戦闘、そして過酷かつ悲惨な体験―。戦後の捕虜生活、復員後の生活に至るまでを、元海軍兵が初めて証言する。「知覧」「黒島」の特攻秘話(悲話)も収録。
目次
第1章 海軍兵と戦争(やっと重い口を開いた廣森さん;予科練に憧れ土浦海軍航空隊へ;土浦海軍航空隊での厳しい訓練;東南アジアでの基地生活;最前線での戦闘;戦争とはこんなに過酷で悲惨なもの;捕虜生活、そして帰還、現在まで;戦争だけは絶対にしてはならない)
第2章 特攻、かごしまの物語(特攻とは、何だったのか;「知覧基地」;「黒島」)
第3章 戦争を見つめ・考え、平和を誓い・発信する(寄せられた戦争の記憶や証言;なぜ戦争を始めたのか、どんな経過をたどったのか;勝てる見込みのない戦争を始め、やめ時まで見失っていた日本;戦争の教訓から学び、平和の尊さを語り継ごう)
付録 「第十四回『文芸思潮』エッセイ賞」社会批評佳作受賞作品 西郷も大久保も喜んでいる
著者等紹介
宮島孝男[ミヤジマタカオ]
1954年、鹿児島県生まれ。県政・地域づくりウォッチャー、「昭和史」研究家。鶴丸高校、九州大学文学部(社会学)卒業。南日本放送企画部長、鹿児島総合研究所地域政策部長、鹿児島県議会議員、志學館大学非常勤講師等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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