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内容説明
豊かな自然と南北文化の交錯が育む文化的多様性。自然環境の多様性は、そこに住む人々に生業、生活様式、儀礼、宗教、世界観など文化的多様性を与えてきた。また、北の日本本土、南の琉球・中国からの文化の交錯・重層地帯でもある。本書は、その最新の調査研究成果を収録する。
目次
第1部 歴史編(奄美・沖縄諸島の島々に旧石器時代にヒト(ホモ・サピエンス)がいた意義
須恵器流通からみた南島と古墳社会の関係
曾槃著述考略 本草の部
奄美大和村津名久焼の基礎的研究)
第2部 文化編(奄美大島大和村と龍郷町における女性たちの活動と地域の資源;奄美大島の共同納骨堂に関する一考察―宇検村の事例を中心に;浜における豊かな生活風景とその変化―奄美大島瀬戸内町の三集落を中心に;島尾敏雄「出孤島記」における環境世界)
第3部 社会編(南西諸島におけるエコツーリズムと生物多様性―エコツーリズム分析の枠組み;奄美の世界自然遺産登録と観光利用―エコツーリズムの側面から;世界自然遺産登録問題とメディア、住民意識;諏訪之瀬島における移住決定要因―多様性の受容を中心として;船舶事故を原因とする損害賠償制度の現状と課題)
著者等紹介
渡辺芳郎[ワタナベヨシロウ]
1961年、埼玉県生まれ。現在、鹿児島大学法文教育学域法文学系教授。専門は考古学。九州大学大学院文学研究科博士後期課程中退。九州大学文学部助手、佐賀県立九州陶磁文化館学芸員を経て、1993年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。