内容説明
北朝鮮で出生、幼少期を過ごした著者は、敗戦後1年で9人の家族のうち4人を失う。特に父と祖母は火葬もできず捨てるように埋めてきた。今あらためて平和が問われる。
目次
第1章 北朝鮮での幼少期と敗戦体験(はじめに―なぜ北朝鮮へお墓参りなのか;北朝鮮での暮らしと家族 ほか)
第2章 父のふる里 溝辺での戦後体験(敗戦後の内地;国有林の開拓地へ ほか)
第3章 宿願の訪朝墓参(三十八度線まで一度は行ったのです;宿願の訪朝墓参の旅へ)
第4章 墓参を終えて思うこと(隣の国を知らない人々;日本と朝鮮との長いつながり ほか)
著者等紹介
岩元昭雄[イワモトアキオ]
1932年、北朝鮮の東部、咸興(ハムフン)生まれ。敗戦の翌年までに家族の半分を失い、溝辺町に引き揚げ帰国。加治木高校、鹿児島大学教育学部を卒業後、県内の中学校で国語科教員として勤務。1979年、鹿児島子ども研究センター発足時に所員として参加、運営委員、理事長などを務める。「作文の会」会員として県民協連運動にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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