内容説明
嵐に遭い、無人島に漂着。12年4カ月生き延びた。それでも諦めることなく島に棲む鳥を食べ、磯の貝、魚で飢えを凌いだ。本書は、極限の状況で生き抜いた男たちの実話である。
目次
第1章 火を噴く無人島・伊豆鳥島(危機に瀕したアホウドリの楽園;開拓民が入島 ほか)
第2章 「殺生戒」を守った志布志の船乗りたち(観音さまのお告げ;内之浦沖で「西風落とし」に遭う ほか)
第3章 アホウドリで命をつないだ土佐の長平(大西風で漂流;島影発見 ほか)
第4章 流木で船を造った住吉丸(日向灘で西風落とし、漂流;ついに島を発見 ほか)
著者等紹介
名越護[ナゴシマモル]
1942年奄美大島宇検村生勝生まれ。1965年立命館大学法学部卒、記者として南日本新聞社入社。2003年編集委員で定年退職。鹿児島民俗学会会員。著書『南島植物学、民俗学の泰斗田代安定』(南方新社)で第43回南日本出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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