内容説明
謎に満ちた初代忠久の来歴と、島津・薩摩の誕生。島津初代忠久の出自については、源頼朝落胤説など諸説あった。本書は忠久の来歴をはじめ、源平合戦や奥州合戦、あるいは鎌倉幕府成立以降、有力武士がことごとく抹殺されていく中で、いかにして生き延びていったか、残された史料によって明らかにする。
目次
島津忠久の家系
武士の出現
平安時代の幕引き
平安末期における鎮西
鎌倉幕府の幕開け
平家の都落ち
源平の争乱
源頼朝と義経
源頼朝の日本国惣地頭
源頼朝と奥州合戦
源頼朝と王朝公家
鎌倉の権力闘争
後鳥羽上皇と承久の乱
東国国家としての鎌倉
著者等紹介
野村武士[ノムラタケシ]
昭和20年山口県岩国市生まれ。昭和38年山口県立岩国高等学校卒業。情報関連会社数社勤務ののち、平成12年鹿児島県薩摩川内市にて農業に従事。平成23年より薩摩川内市の歴史を調査。平成24年末に山口県宇部市に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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