感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mahiro
11
古代より九州南部に住んでいた隼人と呼ばれる人々が大和の朝廷に抗いつつも服属し支配に組み込まれていった過程が描かれている。薩摩藩に到るまでの歴史が語られるのかと思ったが和気清麻呂あたりまでだった。隼人の反乱の際大伴旅人が討伐の大将軍であったなど武人の一族としての大伴氏の様子や、太宰府が政争に敗れた者の左遷地としてでなく筑紫や外敵の押さえとして機能していた事、都近くに移住させられた隼人が後々朝廷の儀式に重要な役割を担うなど興味深かった。2020/05/03
うずら
2
記の、熊曽タケル=隼人族と思いこんでいて、違うの!?と、衝撃を受け、調べたくなって読んだ。これ1冊で、南九州の古代史を理解した気分になれる。2015/02/25