感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
戦争の報道をすると「ご説ごもっとも」と読み飛ばされるーそんな記者の非暴力への強い違和感をまず心にとめてから読み始めた。毎日新聞西日本版での連載に加筆したこの本では、「戦争はいけない」を被害者と加害者両方の立場に身を置いた日本人を取材することで立ち上がらせている。「それはいけないことだ」と立ち上がる恐ろしさ。けれども、いま、小さき日本人はまさにその岐路に立たされている気がする。2020/11/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
戦争被害は語られることは多く合っても、加害は語られることが少ないですね。国家の命令を言い訳とせず、自らの罪を背負い生きた元軍曹などの、無名ですが戦後を生き続けた人々をとりあげています。2019/12/21
星辺気楽
1
「目からウロコ」のような書籍である。語りつくされてきた戦争の実相が現在社会に読みがえってくる。日本人に必携。とくに若い人に読んでもらいたい。 2018/01/23