内容説明
決死の覚悟で6度目にして日本の地を踏んだ鑑真。彼は景勝地としても名高い薩摩坊津に降り立ったが、はたして坊津は彼らの計画どおりの寄港地であったのか。遣唐使船の南島路の実態と鑑真和上の日本での足取りを、史料をくまなく検証し明らかにする。
目次
第1章 南九州と遣唐使船(遣唐使概略;七世紀の遣唐使船 ほか)
第2章 鑑真一行の行程(問題いろいろ;中国大陸から九州本土・大宰府へ ほか)
第3章 肥前鹿瀬津に上陸したのか(嘉瀬川下流域;上陸記念碑建立 ほか)
第4章 薩摩坊津と遣唐使船(坊津をめぐるナゾ;坊津・一乗院は古代に確認できるか ほか)
著者等紹介
中村明蔵[ナカムラアキゾウ]
1935年、福岡県北九州市生まれ。1962年、立命館大学大学院日本史学専攻修士課程修了。ラ・サール高校教諭、鹿児島女子短期大学教授を経て、鹿児島国際大学国際文化学部教授。文学博士
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