内容説明
夏の夜空にどーんどーんと、大太鼓の音がなり響きました。大人も子どもも、沖縄中が待ちに待った「エイサー」祭りの到来です。
著者等紹介
儀間比呂志[ギマヒロシ]
1923年、沖縄に生まれる。行動美術展、ドイツ国際版画展、東京国際ビエンナーレ展などに出展。絵本に『ふなひき太良』(毎日出版文化賞)、『鉄の子カナヒル』(サンケイ児童出版文化賞)など。’04年6月浦添市美術館で「沖縄・戦争と平和展」開催
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感想・レビュー
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Naomi
11
『飛びアンリー』で儀間比呂志さんの本に興味を持ち、これも読んでみました。沖縄の踊り「エイサー」は、お盆にお招きしたご先祖さまをあの世へお送りする踊りだったんですね。唐船ドーイ(テンポの速い伝統的な三線エイサー曲)は、聞き馴染みのある曲でした。沖縄の文化、いいなぁって改めて感じました。2014/10/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
3
27年度3年生教科書掲載(参考)お盆の行事。沖縄では地域ごとにエイサーグループを作り、ガーエー(競演)をするそう。地域によってお盆の過ごし方が違うんですね。2015/06/19
Rie Komi
1
子どもが運動会でエイサーを踊ったので、読ませました。エイサーは沖縄の盆踊りだったのですね。2018/01/18
ちー
0
7月のお盆の時に亡くなった人たちが戻ってくる、という話からエイサーガーエーの物語がはじまる。その独特な言い回しとリズム、癖になってしまいそうな言葉の言い回し。少年はこのときのためにエイサーを練習している。そうして、みんなで一糸乱れずに踊る。少年も踊る。故人のために、みんなのために。リズムを持った文なので読み聞かせに向いている。対象は幼児から。2017/12/06
ビニールたき
0
沖縄の伝統文化、エイサーについての絵本。出身者として、沖縄に興味のある方は是非一読して頂きたい。2011/05/28