内容説明
医師の夫が認知症に。そして80歳で末期がんが見つかった。「一切の延命処置はしない」「最期まで自宅」という夫の思いを叶えるため、妻である著者は知恵を絞り、あの手この手で介護と看護に奮闘する。最期まで明るい気持ちを失わず…。
目次
第1章 二〇一五年一二月‐二〇一六年三月(引退後の生活に表れた夫の異変;食道がんステージ三の診断が下る ほか)
第2章 二〇一六年四月‐二〇一六年七月(友人のシャンソンを聴きに東京へ;通過障害が四日続く ほか)
第3章 二〇一六年八月‐二〇一六年一一月(私は子供を抱えるシングルマザー?;夏のイベント目白押し ほか)
第4章 二〇一六年一二月‐二〇一七年二月一〇日(麻薬性鎮痛剤の使用が始まる;恐るべし、下剤効果 ほか)
著者等紹介
田中奈保美[タナカナオミ]
1950年生まれ。横浜国立大学卒業後、コンピュータプログラマーとして会社勤務。のちにフリーランスライターとして独立。女性誌をはじめ、新聞、PR誌で人物インタビュー、旅行、外食、医療などの分野で幅広く執筆。2010年に「枯れるように死にたい」(新潮社)は出版後は“高齢者の看取りと死”をテーマに講演活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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