目次
1 生い立ち
2 教師としての出発
3 自彊会の誕生
4 山形中学校との別れ
5 東京へ
6 大きな転機
7 千葉女子商業学校を創設
8 試練を乗り越えて
9 学園の発展を見つめながら
10 受け継がれる精神
著者等紹介
佐々木久夫[ササキヒサオ]
1944年(昭和19年)生まれ。1968年、東京外国語大学英米科卒業後、中央公論社(現、中央公論新社)入社。「新集 世界の文学」『自然』『婦人公論』『マリクレール』編集部を経て、「中公新書」編集長。書籍編集局次長、編集委員を務める。2004年、同社を定年退職。現在はフリーで執筆、編集活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読者好き絵描きさん
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渋沢栄一氏の講演での口述内容をまとめた「論語と算盤」を教育の理念として掲げ、現在の学校法人千葉経済学園の前身である千葉女子商業学校を創設した佐久間惣治郎氏の伝記である。本書を読み、現代とは時代背景が異なるとはいえ、こんなにも教育に対し一途に情熱を傾け、生涯を教育に捧げた佐久間氏に感嘆するばかりだった。しかし、我々はともすると昔がよかったと、過去を美化し、現在を嘆き、将来を憂うことに走りがちだが、何もかも過去がよかったとするのではなく、過去の良い所、現在の良い所をきちんと見極め、日々歩んでいくべきであろう。2021/08/13