内容説明
『夏の夜のゆめ』は貴族の結婚を祝う余興のために書かれた戯曲と言われています。舞台はギリシャのアテネ。題名のMidsummerは夏至のころをさします。夏至も近いアテネの町では、まもなく公爵の結婚式が行われようとしています。折しも、貴族の若い男女四人が恋愛騒動を引き起こし周囲の者を悩ませています。同じ頃、アテネの森では職人たちが婚礼祝いの余興の準備に余念がありません。さらに深い森の中では、妖精の国王が夫婦喧嘩の真っ最中です。貴族、職人、妖精の三つの世界は、花の絞り汁がもたらす夢に操られ互いに交錯します。恋におちたり心変わりしたりの大狂騒の末に、ふたたび夢の力が作用して物語は大団円を迎えます。『夏の夜のゆめ』は全編に陽気な気分が溢れた華麗なファンタジーです。
著者等紹介
バーデット,ロイス[バーデット,ロイス][Burdett,Lois]
幼い子供たちをシェイクスピアの世界に導く試みは、国際的にも高い評価を得ている。その著作と教師対象のワークショップは、世界中の父母、教育関係者そして一般のシェイクスピア・ファンに大反響を呼びおこした。その業績により、カナダ殊勲賞、ブリタニカ百科事典全米幼児教育賞など数々の賞に輝いている
鈴木扶佐子[スズキフサコ]
神奈川県横浜市に生まれる。慶應義塾大学文学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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