大拙 禅を語る―世界を感動させた三つの英語講演

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  • サイズ A5判/ページ数 115,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861190667
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0015

内容説明

欧米知識人やビート世代にも影響を与えてきた大拙禅。1950年代に米国で行った三つの講演を英文と和訳で初めて紹介。CDには大拙の貴重な英語講演を収録。

目次

禅の哲学について―ウェルズリー大学講演 一九五八年三月十日
キリスト教と仏教―アメリカン・ブディスト・アカデミー講演 一九五七年三月九日
浄土真宗と禅宗―アメリカン・ブディスト・アカデミー講演 一九五七年三月十六日
D・T・スズキの英語講演―一九五〇年代、ビート世代との関わり(重松宗育)

著者等紹介

鈴木大拙[スズキダイセツ]
明治3年金沢に生れる。同24年上京後、円覚寺の今北洪川、釈宗演について参禅。翌年東大選科に入る。27歳でアメリカに渡る。この頃より仏教関係の著作を英訳刊行。大正10年、「終生無二の友」西田幾多郎の勧めで大谷大学教授となる。昭和11年ロンドンでの世界信仰会議に日本代表として出席。この時以来欧米諸国で講演。戦後はオックスフォード、コロムビア、ハーバード大学等で仏教哲学を講じた。24年文化勲章。41年没す

重松宗育[シゲマツソウイク]
1943年、静岡市(旧清水市)に生まれる。英米文学を学び、長く静岡大学教授としてアメリカ文学を担当した。現在、承元寺住職(臨済宗妙心寺派)を務めるとともに、関西医科大学教授として、医学生のために、英語のほか、こころセミナー、全人医療学(心療内科)などを担当。アメリカで、1987年度のアメリカン・ポエトリー・リビュー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あっきー

11
✴3  アメリカの大学などでの英語による3講演の日本語訳で、1950年代当時の 禅を紹介していた雰囲気が分かるところがよい、禅の内容を具体的に解説するよりは、近代合理思想や西洋的なキリスト教的な考え方もあるが東洋的な仏教的な考え方もあるから、チョッとやってみたらどうかと優しい口調で話ししている感じだ、ケルアックなどビートジェネレーションの詩人たちは大拙の著作を競って読んでいて、それからゼンブームが世界に広まっていったらしい2019/05/18

chilly

6
ユーモアを交えながら、飄々と、力強く話す鈴木大拙の様子が伝わってくる。心に響く言葉が多かった。例えば、自我・非我の表面の下には、暗黒そのものが広がり、灯火が点されると、我々はすべてを知る、といったところなど。2023/01/14

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