内容説明
ほとんど破綻状態にあったオリンピックが、すぐれた洞察力を持ち、ときに頑固なまでの意思を持った指導者の手で、どのようにしてどん底から這い上がってきたのか、どのようにして独自の企業マーケティング基盤を構築してきたのかを克明に記す。
目次
第1章 再建の第一歩
第2章 サソリの戦い―米国放送局の入札を巡って
第3章 先制攻撃―長期契約と放映権料の急騰
第4章 新たなスポンサー・プログラムの構築
第5章 ブランドを越えて―オリンピックの意義
第6章 便乗商法の一掃
第7章 完璧な大会運営―アトランタ大会の教訓を糧に
第8章 IT企業の台頭
第9章 オリンピック最大の危機―贈収賄スキャンダル
第10章 オリンピックの帰郷―アテネ大会の感動
第11章 これからのオリンピック―教訓と今後の課題
著者等紹介
ペイン,マイケル[ペイン,マイケル][Payne,Michael]
広告専門誌アドバタイジング・エイジで世界で最も影響力のあるマーケティング専門家の1人に選ばれ、これまで約25年間、スポーツ・マーケティング暁界で活躍し数十億ドル規模のテレビ放映権・スポンサー契約を数多くまとめてきた。1983年、オリンピック初の世界規模でのマーケティング戦略「TOP(オリンピック・スポンサーシップ・プログラム)」の構築を担当、同プログラムは、今や世界で最も成功したマーケティング・プログラムのひとつになっている。1988年、国際オリンピック委員会(IOC)の初代マーケティング部長に就任し、さらに2002年、オリンピックの国際的なテレビ放映権やネット放映権を管轄するポストに就いた。IOCでは、夏季・冬季合わせて15回のオリンピックでマーケティングの陣頭指揮を執っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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