内容説明
卵巣組織凍結で「妊娠する力」は守ることができる。
目次
第1章 がん治療の後でもママになれるお話(がんの多くが治る時代 そして完治後も人生は続きます;妊娠できなくなる可能性があるがん治療とは?;卵子や卵巣を凍結保存して妊孕性を守ることができます ほか)
第2章 卵巣組織凍結という新しい選択肢(卵巣組織凍結は世界ではすでに確立した医療技術です;すぐに受けられるのが卵巣組織凍結のメリットです;より確実で、より高い妊娠の可能性が期待できます ほか)
第3章 安全・確実な卵巣組織凍結を受けるには(凍結保存施設を集中させ症例数を増やすことが重要;卵巣組織凍結には「緩慢凍結法」を選ぶべき理由;卵巣組織の長期保管体制が万全か確認することをおすすめします ほか)
著者等紹介
京野廣一[キョウノコウイチ]
1951年宮城県生まれ。福島県立医科大学卒業後、東北大学医学部産科学婦人科学教室入局。1983年にチームの一員として日本初の体外受精による妊娠・出産に成功。1995年、レディースクリニック京野を宮城県大崎市に開院。世界各国の妊孕性温存のリーダーから技術を学び、2001年に日本初の卵子凍結(緩慢凍結法)による妊娠・出産に成功。2004年、ガラス化法による卵子凍結で妊娠・出産に成功。2007年、京野アートクリニック仙台開院。2012年、京野アートクリニック高輪開院。2016年には、日本初の卵巣組織凍結保存センター「HOPE」を品川に設立。2019年、京野アートクリニック盛岡開院。全国を対象に、地域格差のない、患者中心の妊孕性温存の普及活動を展開している。医療法人社団レディースクリニック京野理事長。日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医。日本生殖医学会生殖医療専門医。東邦大学医療センター大森病院産婦人科客員教授(専門領域生殖内分泌)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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