内容説明
皮膚の上でどのような美が展開し、いかなる想いがせめぎ合っているのだろうか。イレズミ・タトゥーについての日本初の学術論集。各地の事例を紹介しながら、それぞれの社会の文化、美学、歴史、政治を考察する。
目次
第1部 世界編(顔を横切る黒い帯―マルケサス諸島の文様の変容;ニュージーランド・マオリのタトゥー、タ・モコの復興;より善い人を生み出すイレズミ―タイのサックヤンにみる宗教性と暴力;「今」の楽しさと関係を刻む人々―カメルーン東南部の狩猟採集民バカのテレ)
第2部 日本編(ヴィクトリア朝イングランドにおける「芸術的な」日本のイレズミと商業戦略;沖縄のハジチ(針突)とその調査史―資料蓄積を活かすために
関係性としてのタトゥー―千葉市でヒップホップファッション・ストアを営む若者たち
「消えるタトゥー」はタトゥーごっこか―らしさとらしくなさをめぐって)
特別寄稿(イレズミと医学;私とシヌイェ)
著者等紹介
山本芳美[ヤマモトヨシミ]
都留文科大学・教授、文化人類学・イレズミほか身体文化研究
桑原牧子[クワハラマキコ]
金城学院大学・教授、文化人類学
津村文彦[ツムラフミヒコ]
名城大学・教授、文化人類学・東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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