内容説明
戦後日本における、演劇に従事しない素人の演劇活動「コミュニティ・シアター」の実態を考察。岩手県を拠点とする劇団ぶどう座の「地域演劇」や、占領期の「円形劇場」運動、障害者施設での演劇実践など、多様なコミュニティのなかで繰り広げられる演劇の豊かな在り様を探る。
目次
第1部 劇団ぶどう座の地域演劇―創設から現在まで(地域演劇の試行―劇団ぶどう座創設;サークル文化運動としての演劇実践―稽古場建設運動・『嵐と沼』・『町長選挙』;ローカリティを越える民話劇―劇団ぶどう座『めくらぶんど』;民話劇の系譜―劇団ぶどう座『うたよみざる』;地域演劇のこれから―銀河ホール創設からの広がり)
第2部 コミュニティ・シアターの実験―円形劇場を中心に(日本占領期における「円形劇場」の試み―CIEによる普及活動を手がかりに;劇空間の革新―大阪円型劇場研究会・月光会(一九五二~六二年)の理論と実践)
第3部 秋浜悟史の演劇実践―東北から関西へ(秋浜悟史の劇作品における「故郷」―『冬眠まんざい』『啄木伝』;循環するドラマ―知的障害者施設あざみ・もみじ寮の演劇実践)
資料
著者等紹介
須川渡[スガワワタル]
福岡女学院大学人文学部准教授。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。大阪大学大学院文学研究科助教、福岡女学院大学人文学部専任講師を経て、現職。専門は演劇学。主に東北地方の農村を中心とした戦後日本の地域演劇について調査研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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