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内容説明
工業化を遂げた19世紀英国において、「テクノロジー」はファッションにどのような影響を与えたのか。ミドルクラス女性のファッションに焦点を当て、ミシンの普及や衣服改革運動を論じつつ、着飾るという行為に対する意識と実践の変容を明らかにする。
目次
テクノロジーとファッションが結びついた時代
第1部 ファッションアイテムにおけるテクノロジー クリノリン、カシミア・ショール、バッスルと身体シルエットの変遷(一八五〇年代~一八六〇年代のクリノリン・スタイルに見るテクノロジー;一九世紀イギリスの模造品ショールのデザイン―フランスとインドからの影響;一八七〇年代~一八八〇年代のバッスルスタイルと装飾、ディスプレイ)
第2部 衣服製作過程におけるテクノロジーと、衣生活の変化(ミシン産業の進展とミドルクラスへの普及;パターンの進展と衣服製作の変容)
第3部 反装飾によるテクノロジー パリ・モードの模倣から脱したオリジナリティの追求(唯美主義の有用性と個性の表現―ホイス夫人のマニュアル本におけるドレイの唯美性を通じて;衣服改革運動のなかのドレスにみるテクノロジー―針からハサミへ)
手の経験から生まれる服装意識
著者等紹介
長谷部寿女士[ハセベスメジ]
日本女子大学ほか非常勤講師。博士(文学)。専門はイギリスを中心とした服飾文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。