文学とアダプテーション〈2〉ヨーロッパの古典を読む

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文学とアダプテーション〈2〉ヨーロッパの古典を読む

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  • サイズ 46判/ページ数 500p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861107559
  • NDC分類 904
  • Cコード C0098

内容説明

ホメロス『オデュッセイア』からカズオ・イシグロ『日の名残り』まで。古代から現代にいたるヨーロッパの“古典”に光を当て、再創造としてのアダプテーションによって新たな魅力を帯びることを明らかにする。アダプテーションを実践している映画監督(ジョン・ウィリアムズ氏)、翻訳家(鴻巣友季子氏)、劇作家(前川知大氏)らの寄稿も収録。

目次

序論 ヨーロッパ古典文学を“再訪”する
第1部 総論(講演ジェンダーの観点から読む世界文学 男たちが描いてきた女性像―二〇二〇年一一月二六日;文学の映画化は「不純」なのか―ヨーロッパ映画におけるアダプテーション;ヨーロッパ名作文学の漫画化における三類型―『クラシックス・イラストレイテッド』から『ピノッキオ』まで)
第2部 アダプテーション各論(『ジェイン・エア』のアダプテーション―フェミニズムとウルフの両性具有的視点;エリオット『ポッサムおじさんの猫とつき合う法』とミュージカル『キャッツ』;生々流転する『ユリシーズ』の世界―映画から漫画、グラフィックノベル、VRまで;カズオ・イシグロ『日の名残り』とマーチャント・アイヴォリー映画考;ライシテの国のアンティゴネー―〈他者〉のゆくえ;ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』のアダプテーションをめぐって―文化の受容と再生;ヴィクトル・ユゴーと映画―怪物から聖人へ;ミュンヒハウジアーデとアダプテーション―《驚嘆すべき》「ミュンヒハウゼン」ミームの変容について;タヴィアーニ兄弟『素晴らしきボッカッチョ』―ペストをのりこえて;ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』―重さと軽さの反転;ふたつの『クロイツェル・ソナタ』―トルストイとウグレシッチ)
第3部 アダプテーション制作者の立場から(カフカの小説Der Prozessを日本語映画『審判』に翻案する―私はアルゴリズムではない;インタビュー『ロミオとジュリエット』の小説アダプテーションにおける“貞節”と“裏切り”;ホメロス『オデュッセイア』を現代演劇に―英雄の旅にみる人類の成長と思春期)
あとがき 原作とは別のところに行く/原作に立ち返る「アダプテーション」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

5
なかなか刺激的な内容で、五百頁というかなり大部でありながら、殆ど退屈せずに読了することができた。この手の論集は玉石混交的傾向がありがちなのに、これは結構稀有なことかも。とにかくアダプテーションという概念で古典文学を読み解くという試みが非常に刺激的で、この概念を用いてさらに様々な可能性が期待できる。個人的には、日本以外の国で古典の漫画化が行われているという事実に驚愕。ああいうことは、ほぼ日本のお家芸だと思っていたのに…それとアメリカ人によって日本を舞台にカフカの『審判』が映画化されていたのにも驚かされた。2023/12/10

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