石敢當の比較研究―中国・沖縄・鹿児島・奄美

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  • サイズ A5判/ページ数 328p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861107535
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

出版社内容情報

沖縄・鹿児島を中心に日本各地に分布する魔除けの石、石敢當。資料・実物調査を基に、中国からの伝播の経緯や現在の状況を探究する。

内容説明

沖縄・鹿児島を中心に日本各地に分布する魔除けの石、石敢當。石敢當のルーツのひとつである中国山東省出身の民俗学者が、日本・中国各地で実物を調査した結果を各種資料や先行研究とあわせて比較・分析し、中国から日本各地への伝播の経緯や現在の状況を考究する。

目次

序章 石敢當の比較研究を行う必要性
第1章 「石敢當」誕生推論
第2章 石敢當と泰山石敢當の異同―中国山東省泰安市岱岳区西南望村における石敢當調査の問題解明
第3章 中国北方と南方における石敢當の比較研究―山東省と福建省を例に
第4章 日本における泰山石敢當の受容
第5章 「〓人三十六姓」と琉球の石敢當受容
第6章 物から見る琉球(沖縄)の石敢當受容
第7章 薩摩の石敢當の中国伝来の可能性―倭寇や唐人町を中心に
第8章 物から見る旧薩摩領の石敢當受容
第9章奄美諸島の石敢當受容―喜界島・奄美大島・徳之島を中心として
終章 結論と今後の課題

著者等紹介

蒋明超[ショウメイチョウ]
1987年生まれ、中国山東省出身。2021年3月に神奈川大学大学院歴史民俗資料学専攻の博士学位を取得。現在は中国の泰山学院泰山研究院に勤めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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