内容説明
優勝直前で鼻にワラが入って負けた馬、「直感」馬券で楽しむ女、大穴狙いで夢をみる男―その物語は人間の文化そのものだ。伝説のヒーロー、オグリキャップと武豊は日本の競馬界をどう変えたのか、なぜ女性たちが競馬場に押し寄せるのか、競馬ファンは迫害にどう耐えてきた?競馬歴40年の名物教授が世界の競馬事情と名勝負、人間ドラマと感動を解剖。癒しのスポーツ、ギャンブル競馬の魅力を楽しむ。
目次
序章 競馬界のさまざまな変化
第1章 馬は駆ける、人は賭ける―文化現象としての競馬
第2章 太古の人も馬に賭けた―古典にみる競馬の起源
第3章 射幸心は原罪か?―競馬の社会的負価性
第4章 ひと味ちがう本場のベッティング―イギリス競馬と社会
第5章 草競馬流浪記外国篇―トリニダード・トバゴ、ジャマイカ、ケニア、タイ、トルコ、イビサ
第6章 オグリキャップと武豊―日本競馬を変えた2人のヒーロー
第7章 長島流競馬論―競馬について思うこと
第8章 競馬を語る―対談・座談会