内容説明
環境を美的に見ることはいかにして可能か?なぜ私たちは環境について語り合うのか?1970年代、環境保護思想の高まりとともに始まった英米系環境美学。代表的な環境美学者であるカールソンを始めとする諸学説を批評理論として読み直し、常に我々を取り巻き変化し続ける環境に対する美学的アプローチを考察する。
目次
第1章 環境としての世界とその批評―英米系環境美学とはなにか
第2章 知識による美的鑑賞の変容―カールソンの環境美学
第3章 諸説の再配置―環境批評理論としての評価
第4章 フレームをつくる―鑑賞対象の選択と参与の美学
第5章 観光と居住―統括的活動とフレーミング
第6章 環境批評家とはだれか―美的判断の規範性
著者等紹介
青田麻未[アオタマミ]
1989年、神奈川県生まれ。専門は環境美学・日常美学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(成城大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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